鈴木: |
大人をあきらめているわけではないのですが、「子供に未来を託したい」という強い想いがあります。例えば中学生や若い人にはもっと希望を持ってもらいたい。今後はもう少し幅広い層に興味・関心を持っていただけるテーマを設けて、「食べ物は大事だ!」というシンプルなテーマを発信していきたいですね。まだ企画段階ですが、世田谷区の中学生に対して、総合学習の時間などを使ったプログラムなど面白いと思っています。石川さんとアスリートの方に実際に学校を回ってもらったりしてもらいたいですね。いずれにしても、この2ヶ月の実験的なワークショップで本当にたくさんのテーマがあることがわかったので、それを元に具現化していきたいです。 |
|
|
石川: |
私は中学生もそうですが、小学生にも語りかけていきたいですね。特に小学生には、小学生向けの料理本を出したいと思います。「誰かのために何かを作りたい」という温かい気持ちを子供たちには持って欲しいですし、そのためにどの材料をどのように調理すればいいのか、ということを一人ひとりの目線に立って一緒に考えていけるようなワークショップも連動させてやっていきたいですね。
|
|
|
鈴木: |
いいですね!それ絶対やりましょう。 |
|
|
石川: |
あと、中学生。この子たちとは、変な言い方になりますが「きちんと勝負してやらねば」と思います。今の中学生っていろんな意味で難しい。「道場破り」くらいの気分で行かないと、こちらの気持ちも伝わらないと思います。だから、現役アスリートと直にぶつかって勢いがあるうちに、中学生向けのプログラムをやりたいですね。なんか偉そうですが、彼らには「自責」という概念を自分の体で感じてもらいたい。「自分の体は自分でどうにかする」という風に感じてもらえるまでにつなげていければ嬉しいです。 |
|
|
鈴木: |
家庭と教育には、食が共通しています。そういう意味では、石川さんには食や栄養の知識を伝えることを通じて、感性の触媒役のような存在であって欲しいと思いますし、生活工房も人々の感性に訴えるようなプログラムを企画・実現していきたいと思いますね。 |